第11回共創学研究会
「共創のまちを共創する」

日時:2021年3月27日(土) 13:30~17:30
場所:函館市内 および オンライン配信 (zoomの接続情報は事前登録頂いたメールアドレスにお知らせします)
開催形式:共創ワークショップ
共催:公立はこだて未来大学
参加費:無料 (非会員の方も無料でご参加頂けます)
参加申し込み:事前参加登録の受付は終了しました


更新内容(3月9日更新)

  • オンライン配信アドレスは,参加申込フォームで登録していただいたメールアドレスにお知らせします.必ず「事前登録」をお願いします.
  • 共創ワークショップの内容を更新しました.
  • 希望するワークショップの選択方法は,参加申込フォームで登録していただいたメールアドレスにお知らせします.
  • 研究会プログラムを更新しました.
  • 対面会場の情報を追加しました.
  • 事前参加登録の締め切りを延長しました.

概要

 第11回共創学研究会は新型コロナウィルス感染拡大のため延期となり3月に開催することとなりました.今回の研究会は,今年12月の第5回年次大会(函館)に向け大会主催チームが主体となり開催します.研究会のテーマは「共創のまちを共創する」です.人々が生活する現場には,より善く生きるために継承し,創成し,発展し,変容する文化的実践があります.しかし,実践の中で起きる共創は多面的であり,理解するのは容易ではありません.そこで今回の研究会では,共創の活動に参加する中で議論してみたいと思います.実際の活動に研究会参加者の皆さんが参加し,新しい活動の創造に加わっていただき, 創造の過程で気づいたことやわかったことを共有したいと思います.まちづくりやデザインの専門知識は必要ありません.異質な人が活動に加わり皆で意見を交わすことで,多様な共創の視点を明確にすることができ,得られた知恵は市民が共創的活動を踏み出す糧になると思います.もちろん視聴するだけの参加でも大歓迎です.

 この研究会は,ワークショップ形式で行います.ワークショップの最初に,ワークショップの進め方やワークショップで取り上げる活動を紹介します.ワークショップのメンバーの一人として参加して頂き,対話に加わっていただきたいと思います.ワークショップ(研究会)の後もそれぞれの活動は続きます.今年の12月にある年次大会で活動の経過や成果を報告する予定です.

 

研究会プログラム

13:15 オンライン(Zoom) 開場

13:30~13:40 趣旨説明:岡本誠(はこだて未来大学)

13:40~13:55 ワークショップの狙い:原田泰(はこだて未来大学),須永剛司(東京藝術大学,はこだて未来大学)

13:55~17:25 共創ワークショップ

1) 共創ワークショップの概要(13:55〜14:15):横溝賢(札幌市立大学)

    • 共創ワークショップの進め方
    • 3つの共創活動の紹介
    • 共創活動への振り分け

2) 共創ワークショップ(14:20-16:20):ファシリテータが進行します

    • 「共創ワークショプ」で示した3つの共創活動に分かれてワークショップを行います.
    • ワークショップのプログラムは,次の通りです(上記の時間配分は,目安です.)
    • 活動メンバーの紹介と参加者の紹介(10分)
    • 活動の紹介:現状紹介,目指すもの,共創への期待や課題など(30分)
    • 対話:質問・意見・新たなアイデアなど(60分)
    • 対話が一段落したら思いや気づきを表現し,共有する(20分)
    • *A4程度の紙(スケッチブックなど)と太めのペンをご用意ください.
      • まとめ

3) 3つの共創活動についての振り返り(16:25〜17:25):ファシリテータが進行します

17:25~17:30 閉会挨拶:三輪敬之

 

共創ワークショップ

以下の3つのワークショップに参加できます.参加申込フォームで登録していただいたメールアドレスに,詳細をご連絡します.事前に希望するワークショップをお申し込みください.

1)共創ワークショプA: 共創のまちをつくる仕掛けをつくる

函館市は,「⻄部地区(函館発祥の地)ならではの『まちぐらし』の実現」を図るために,市⺠,企業,団体等と⾏政が連携・協⼒し,それぞれが主体的に事業に関わりを持つ「共創の視点」を取り入れることを重視し,市を挙げて暮らしと観光が融合した魅⼒あるまちづくりを目指しています.建築家の冨樫氏らは,昭和9年の函館大火を生き延びた函館市十字街の「カルチャーセンター臥牛館」を起点に,住民目線で暮らしを考える共創的な活動を実践しています.新しいまちづくりに取り組んでいる函館市民と一緒に,新しい文化や暮らしを生み出す共創の仕組みや場を考えたいと思います.

活動メンバー:溝江隆紀・品田朋廣(函館市都市建設部),冨樫雅行(臥牛館運営,建築家),曾我直人(ひのき屋,学童クラブひのてん)他

ファシリテータ(進行役):福田大年(札幌市立大学),横溝賢(札幌市立大学)

対面会場:港の庵(みなとのいおり)1階,函館市大町8-26

※ 対面会場で参加ご希望の方は,事前に「問い合わせ先」までご連絡ください.

 

2)共創ワークショプB: 障害者と健常者が共奏する暮らしや活動をつくる   

函館視力障害者センターは,障害者と地域が協働する環境づくりを目指しています.これまで誰もつくらなかった共奏の場や地域格差をエネルギーにした新しい活動に取り組もうとしています.障害者と健常者の「境」を新たな「つながり」に変革していけるのか,ぜひ議論に加わってください.

  • 障害者支援の課題
  • 着眼点:「べてるの家」が教えてくれたこと(まちへの貢献,病気のつらさの「翻訳」,SSTなど)
  • これからの活動案: 音風景を描くことで新しい「つながり」をつくる(Soundrawing)
    • 人の気持ち(声)を表現するイベント
    • 人の感性と地域を循環させる畑プロジェクト
    • 人と人,人と情報のつながりを共奏する場のデザイン

活動メンバー:舘田美保,稲葉幹人,佐々木桂(国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センター ),日野英里(スクールカウンセラー 函館視力障害センター講師)他

ファシリテータ:伊藤精英(はこだて未来大学),原田泰(はこだて未来大学),刑部育子(お茶の水女子大学)

対面会場:視力障害者センター 5階,函館市湯川町1丁目35番20号

※ 対面会場で参加ご希望の方は,事前に「問い合わせ先」までご連絡ください.

 

3)共創ワークショプC: 集合住宅と地域が連携する住まい方をつくる (暮らしのエコシステム)

函館市の西部地区(伝統的建物のある旧市街地)に住んでいる人たちと新しく居住する人が意見を交わし,伝統的な街の価値を発見し,新しい時代の住まい方を考える活動です.

  • 函館市の西部地区の現状と課題
  • 魅力の再構築:住民は歴史や文化を実感しながら誇りを持ち暮らしています.しかし伝統を維持するだけでなく,新しい居住者と共有出来る価値はどうつくることができるのでしょうか?
  • エコシステム:衣食住だけでなく,仕事・まなび・健康・遊びなどを含む循環を考えてみたいと思います.情報の拠点,新しい寄り合いなどの場はどうあれば良いのでしょうか?またそれらを繋ぎ継続する循環の仕組みはどうあれば良いのでしょうか?attraction:魅力, amenity:快適性, autonomy:自律性, action:活動がキーワードです.

活動メンバー :山内一男(はこだて街なかプロジェクト理事長、建築家),向田薫(はこだて街なかプロジェクト,ニセコ在住),下沢杏奈(わらじ荘代表、北海道教育大学生),成田晃浩(函館市都市建設部)他

ファシリテータ:藤井晴行(東京工業大学),安井重哉(はこだて未来大学)

対面会場:港の庵(みなとのいおり)2階,函館市大町8-26

※ 対面会場で参加ご希望の方は,事前に「問い合わせ先」までご連絡ください.

 

参加申し込み

以下の参加申込フォームより 2021年3月15日(月)21時2021年3月22日(月)12時までに事前参加登録をお願い致します.(参加申し込みの期限を延長しました)
※ 事前参加登録の受付は終了しました.

参加申し込みフォーム

 

問い合わせ先

岡本 誠(公立はこだて未来大学)
maq[at]fun.ac.jp
※[at]を半角の@に変えてください.