第3回共創学研究会 「共創とはなんぞや?」
日時:2018年3月3日(土) 13:30~17:30
場所:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスΘ(シータ)館
会場へのアクセスは慶應義塾大学HP(アクセスマップ,キャンパスマップ)をご覧ください。
参加費:無料(会員)、無料 500円(非会員) ※非会員も無料となりました
共創学会は様々な学問分野の研究者が集う場であり、「共創」という概念についての捉え方、共創現象を見出す領域、視点、方法論も多様です。第三回共創学研究会では、多様な考え方、領域、視点、方法論を場に提示し、建設的に議論する会としたいと思います。学会の立ち上げからちょうど一年経ち、「共創とはなんぞや」をテーマにして話し合う良い機会だと考えます。
多様性がキーワードであるということで、できるだけ数多くの研究に触れて議論を深める機会にすべく、ポスター発表形式で研究発表を募集します。
発表対象者は
- 博士課程、修士課程に在籍する大学院生
- 学部生
- 博士号を取得後5年未満の研究者
とします(非会員の方もOK)。所属学会や馴染みのある学問領域以外の研究者と接して、長時間議論する機会こそが、共創の場であるとも言えます。「共創」という多様な捉え方が可能な概念をネタにするからこそ、日頃出会うことのない多様な方々と遭遇することが可能になります。発表するトピックは、on-goingの、未だ明確な成果を得ていない萌芽的な研究でもwelcomeです。たくさんのご発表をお待ちしています。
ポスター発表後には、パネルディスカションを行います。パネリスト数名(現在調整中)が、印象に残ったポスター発表に言及することを通して、「共創とはなんぞや?」に絡めた議論につなげます。
ポスター発表について:
発表をご希望の方は、「発表・参加の申し込み」サイト(下記)から、タイトルとアブストラクト(150字程度)を提出してください。
当日ご用意いただくのはA0もしくはA1のポスター1枚のみです(発表要領の詳細は後日連絡)。
プログラム:
13:00-13:30 受付・ポスター準備(前半組、後半組ともにポスターを掲示)
13:30-13:35 開会の挨拶(慶應義塾大学 諏訪正樹)
13:35-14:55 ポスター発表(前半組)
14:55-15:10 休憩
15:10-16:30 ポスター発表(後半組)
16:30-16:45 休憩
16:45-17:30 パネルディスカッション:「共創とはなんぞや」
パネリスト:
- 諏訪 正樹(慶應義塾大学:身体知、学びのデザイン)
- 西 洋子(東洋英和女学院大学:身体表現論、ノンバーバルコミュニケーション)
- 岡本 誠(公立はこだて未来大学:情報デザイン)
- 石川 初(慶應義塾大学:ランドスケープデザイン)
- 刑部 育子(お茶の水女子大学:幼児教育学、発達心理学)
ポスター発表:
- 発表者IDが奇数番号は前半発表(13:35-14:55)、偶数番号は後半発表(15:10-16:30)となります。
- 前半、後半に関わらず、発表者はポスター準備時間帯(13:00-13:30)にポスターを所定の位置に貼り終えてください。
<発表者リスト>
発表者ID | 氏 名 | 所 属 | 発表タイトル |
1 | 中野 颯 | 公立はこだて未来大学 | 暮らしのデザインにおける図的表現を取り入れた参加型デザイン手法の提案と考察 |
2 | 箕浦 舞 | 早稲田大学 | Ouija-Board hand illusion / 他者性を孕んだ身体的自己 |
3 | 塚本 和樹 | 筑波大学 | 電気味覚を利用した食事コミュニケーションシステムの提案 |
4 | 桑山 菊夏 | 慶應義塾大学 | 笑顔をつくる戦略の記録 −生活を調律する方法を模索する− |
5 | 幸田 瑞希 | 日本女子大学 | コミュニケーションにおける共創とは―言語的・身体的振る舞いによる志向の分散に着目して |
6 | 田岡 祐樹 | 東京工業大学 | 文化に配慮した共創デザイン手法に関する研究 |
7 | 石橋 鼓太郎 | 東京藝術大学大学院 | 音楽的共創の集団的ファシリテーション:「野村誠 千住だじゃれ音楽祭」の相互行為分析から |
8 | 尾形 由貴 | 東洋英和女学院大学大学院 | 何故、演奏で「息が合った」と感じたのか 〜認知症高齢者との音楽活動を通して |
9 | 菜原 寧花 | 公立はこだて未来大学 | 参加型デザイン手法を用いた新たな「交流」が生まれる商店街のデザイン – 函館市中島廉売をフィールドとして – |
10 | 安田 理紗 | 慶應義塾大学 | 踊りにおける間合い -想いえがく、耳を澄ます、つくりだす- |
11 | 山下 愛実 | お茶の水女子大学大学院 | 幼稚園における3歳児の間を合わせる遊びにおいて創出された異なる動き |
12 | 小粥 勇作 | 信州大学大学院 | マダコの行動特性から考える社会システムのダイナミクス ー競争から共創へー |
13 | 林 剛弘 | 慶應義塾大学 | 文字と生活の異化 〜文字と共創する新しい生活習慣〜 |
14 | 長澤 弘輝 | 東北大学大学院 | 人とエージェントの円滑な協働を実現するファシリテーション手法 |
15 | 木村 紀彦 | 慶應義塾大学 | 『ゆるい共創』:共創における「ゆるめる」というアプローチ |
16 | 林 真秀 | 早稲田大学 | どこでも使える、みんなの影メディアシステム |
17 | 奥村 美奈代 木村 健一 |
公立はこだて未来大学大学院 | 構成展示法による鑑賞中の気づきの変化について |
18 | 西村 勇輝 | 筑波大学 | 農作業支援移動ロボットによる農作業を媒介としたコミュニティ形成の提案 |
19 | 小早川 真衣子 | 愛知淑徳大学 | 共同デザインすることの中にある探求 |
20 | 坂間 菜未乃 | 慶應義塾大学大学院 | ワークショップ実施における共創主体としてのグラフィックレコーダーの在り方および共創アプローチの探求 |
21 | 平本 真理 | 慶應義塾大学大学院 | 相互的やりとりの過程としての住宅展示場の呼び込み |
22 | 福谷 遼太 | 東北大学大学院 | ゆるい意味の伝達に基づく共創コミュニケーション:”例えツッコミ”を用いたエージェントによる情報提示手法 |
23 | 山内 雅貴 | 公立はこだて未来大学大学院 | 表現の専門家として小規模コミュニティに参加し、活動の場をひろげていく課程の記録 |
24 | 長津 結一郎 | 九州大学大学院 | 共同創作におけるグループの意思決定:音楽ワークショップを事例に |
25 | 角田 洋子 | 東洋英和女学院大学大学院 | 音楽療法場面での自閉症スペクトラム児との共創 -歌唱と伴奏が同期する時間をめぐって- |
26 | 河村 和俊 | 早稲田大学 | 音で出会う身体的共創表現インタフェースの開発 |
27 | 川井 健志 | 早稲田大学 | ロボットを用いたカニの社会性調査 |
28 | 堀内 隆仁 | 慶應義塾大学大学院 | 陸上競技におけるスキル学習の仮説生成型研究 −身体・生活意識・ツールが共創する「野生の実践」− |
29 | 村谷 つかさ | 九州大学大学院 | 障がいのある人の創作活動における論点の項目化に関する研究 |
<アブストラクト>
以下にポスター発表のアブストラクトを公開しました.
懇親会:
藤沢駅周辺で19時から予定しています。
(詳細は当日おしらせします)
発表・参加申し込み:
発表申し込み:2018年2月9日(金)〆切
参加事前申し込み:2018年3月1日(木)〆切
発表または参加を希望する方は以下のサイトより申し込みをお願い致します。
申し込みの事前受付を終了しました.
参加のみを希望される方は当日参加も歓迎です.
問い合わせ先:
慶應義塾大学 諏訪 正樹
suwa[at]sfc.keio.ac.jp
※[at]を半角の@に変えてください