共創学会第7回年次大会 OS/WS 企画セッション(一般公開)

12/09(土) 10:00-12:00

「共創を拓く~文化施設は共創の場となるか」
代表者:横山歩(公益財団法人神奈川芸術文化財団)

近年、数多くの社会課題のなかでも「共生社会の実現」というフレーズがよく使われているようだ。社会課題解決が業務の主題のひとつである行政分野は、現状の政策のなかでこの言葉に必ず触れているとしても、過言ではないだろう。この言葉の指し示す範囲は広大で、様々な課題解決の手法が考えられているが、その中でも行政の政策実現装置のひとつである公立文化施設では、これまでの芸術・文化振興という活動をふまえて、この課題解決のために、芸術、表現活動を土台にした、共生社会実現への取り組みを行い、かつその事業を共創という言葉でくくっているケースが散見される。共創という言葉の用法が適確かという議論はさておき、芸術・文化・表現という分野は、他者との関係を開発していく過程において、共創という概念と親和性があるためではないかと推測できる。今回はオーガナイズドセッションとして、公立文化施設における“共創的”事業の事例紹介をするとともに、文化施設(公立に限定するわけではない)は共創の場となり得るかというテーマで、共創的事業の活動者、劇場関係者、劇場コンサルタントの諸氏を交えて議論する場を設けたい。

事例紹介

〇インクルーシブダンスワークショップ&ファシリテータ育成講座 「のはらハみどり」

〇神奈川県共生共創事業Orihime(オリヒメ)プロジェクト

トーク・セッション

〇西洋子(共創学会副会長、東洋英和女学院大学教授)

〇横山歩(共創学会会員、公益財団法人神奈川芸術文化財団 本部調査担当部長)

〇熊井一記(公益財団法人神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール事業課長)

〇小池浩子((株)シアターワークショップ事業推進部マネージャー 劇場コンサルタント)

のはらハみどりWSより(みどりアートパーク)

神奈川県共生共創事業プロデュース OriHimeプロジェクト『星の王子さま』より

「のはらハみどり」NPO法人みんなのダンスフィールド/みどりアート&メディアパートナーズ